BLOG ブログ

塗装

中塗りの重要性!

大阪市東成区に事務所を構える株式会社アークです。
いつもアークのブログご覧いただきありがとうございます。
ブログでは、実際に施工した実例やちょっとした情報を発信しています。
様々な施工にも対応しております。ぜひご参考下さい。

外壁や屋根の塗装においては、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回の工程が必要とされています。
中塗りは上塗りに隠れてしまうため、その重要性に疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、中塗りは外壁塗装や屋根塗装において非常に重要な役割を果たしており、欠かすことのできない工程です。 今回は、中塗りの役割やその重要性について詳しく説明いたします。
また、中塗りにかかる時間や施主が押さえておくべきポイントについても触れていきます。

目次

中塗りとは?

外壁や屋根の塗装において、中塗りは重要な工程の一つです。

リフォーム時の塗装は、外壁の状態に応じて通常3回に分けて行われ、それぞれ「下塗り・中塗り・上塗り」と呼ばれています。

また、塗装手法によっては「下塗り・上塗り2回」と表現されることもあります。

これは、下塗りにプライマーやフィラーなどの特別な塗料を使用し、中塗りには上塗りと同じ塗料を使うのが一般的だからです。

まず、整えられた下地に下塗りを施し、十分に乾燥させた後に中塗りを行うという流れが基本です。

中塗りの目的

中塗りは外壁を美しく仕上げるだけでなく、しっかりと保護する役割も果たします。

中塗りを行わなければ、新築のような仕上がりにはならず、サイディングなどの下地もすぐに劣化してしまいます。

見た目の美しさと実用性の両方を考えると、中塗りは必須です。

美しく仕上げるために下地を強化する

外壁や屋根の美しいリフォームにおいて、中塗りは重要な工程ですが、これだけでは外壁塗装が完了するわけではありません。

下塗りと中塗りのみでは、荒れた下地やひび割れ、傷の補修跡が目立ってしまうためです。

仕上げの上塗りを行うためには、下塗りだけでは不十分です。

下塗りの上に中塗りを施し、塗装面を滑らかに整える必要があります。

また、下塗りの上に中塗りを施すだけでは、気泡や色むらが生じ、下塗りや元の外壁の色が透けて見えることがあります。

気泡を発生させずに一度の塗装で仕上げることは、熟練した職人にとっても容易ではありません。

下層の色が透けないように塗料を多く使用すると、液垂れが発生しやすく、仕上がりが劣化する恐れがあります。

そのため、中塗りは塗装作業において不可欠な工程となります。

上塗りを補強して塗料の性能を発揮させるようにするため

中塗りは塗料の特性を最大限に引き出すために不可欠です。

中塗りを施すことにより、塗料メーカーが想定した耐久期間にわたり、外壁や屋根を保護することが可能となります。

下塗りの上に一度塗料を重ねるだけでは、下地を十分に守ることはできません。

外壁を自然環境から保護することが塗装の重要な役割です。

塗装によって形成される塗膜は、雨水を弾き、紫外線を反射する機能を持っています。

このため、十分な厚みを持つ塗膜が必要ですが、単回の上塗りでは薄い塗膜しか得られず、

厚い塗膜を目指して塗料を過剰に使用すると、仕上がりが美しくなくなってしまいます。

中塗りと上塗りを2回施すことにより、塗料の本来の性能が最大限に引き出されます。

中塗りにかかる時間

中塗りに要する時間は、通常半日から1日程度です。

塗装面の広さや作業する職人の人数によって異なりますが、実際の塗装作業には1〜2時間を要し、

乾燥には季節や天候に応じて3〜6時間かかります。悪条件下でも、1日あれば中塗りは完了する見込みです。

塗装時間

中塗りの工程は、塗装と乾燥の二つの段階に分けて考慮されます。

一般的な一戸建ての場合、塗装にかかる時間は約1〜2時間であり、

これは職人の人数や技術レベルによって変動することがあります。

下塗りが完全に乾燥していることを確認した後に、中塗りの作業に進むことになります。

中塗りの塗装にかける時間が不足すると、作業が不十分になり、上塗りでは隠せないほどの気泡や色むらが発生する恐れがあります。

仕上がりに与える影響は大きいため、上塗りで隠れるとはいえ、十分な時間をかけて丁寧に行うことが重要です。

乾燥時間

中塗りの乾燥に必要な時間は、春から秋にかけては約3〜4時間、冬季には約6時間が一般的な基準となります。

ただし、実際の乾燥時間は天候や使用する塗料の種類によって変動することがあります。

中塗りにおいても、十分な乾燥が求められます。

乾燥が不十分な場合、塗装面にひび割れや縮み、ふくれ、でこぼこなどの問題が発生し、仕上がりの美しさが損なわれることになります。

十分な乾燥時間を確保するためには、下塗り、中塗り、上塗りの各工程をそれぞれ1日ずつ設けることが理想的ですが、

作業の状況によっては必ずしもそうできるわけではありません。

気候条件が整えば、1日に2回の塗り重ねを行うことも一可能です。

中塗りで知っておきたいポイント

ここでは、施主が理解しておくべき中塗りの重要なポイントについて説明いたします。

満足のいく仕上がりを実現するために、外壁塗装業者にどのような依頼をすればよいかを把握しておくことが重要です。

外壁塗装の中塗りと上塗りの塗料を変えることは基本NG

外壁塗装において、中塗りと上塗りに異なる塗料を使用することは、基本的には推奨されていません。

「手抜き塗装を防ぐために、中塗りと上塗りには同じ塗料を使用することが望ましい」というアドバイスが一般的ですが、

実際には異なる塗料を使用することは好ましくありません。

同一の塗料を使用することで、塗りむらが生じにくく、

塗料の特性を最大限に活かすことができ、経年による上塗りの剥がれも目立ちにくくなります。

このように、中塗りと上塗りに同じ塗料を使用することには多くの利点があります。

確かに、中塗りと上塗りで異なる塗料を使用することにより、

施主は上塗りの進捗を確認しやすくなり、手抜き工事を防ぐ手段として有効です。

しかしながら、基本的には中塗りと上塗りには同じ塗料を使用することが推奨されます。

信頼できる塗装業者を選ぶことで、塗料に関する細かい指示を出さずとも、高品質な施工を受けることが可能です。

中塗りと上塗りに分けなくても厚く塗ればいいのではないのか?

塗料を三回重ねることに対してコストが増加するのではないかと懸念する方は多いですが、

外壁を美しく仕上げ、しっかりと保護するためには中塗りが不可欠であることを理解することが重要です。

塗料には一度に塗布できる量が決まっており、中塗りを省略するほどの厚塗りはできないように設計されています。

無理に厚塗りを行うと、液だれや塗りむらが発生し、塗料の本来の性能を損なうことになります。

外壁の状態を長期間維持することは、結果的に長期的なコスト削減にもつながります。

中塗りは塗り全体の質を上げるための大事な工程

外壁塗装の質を向上させるためには、中塗りが不可欠な工程です。

中塗りを省略すると、下地の補修跡や気泡、色むらが目立つ結果となります。

また、十分な厚さの塗膜を形成できず、サイディングや下地の保護が難しくなる可能性があります。

質の高い中塗りを実現するためには、適切な塗装時間と乾燥時間が必要ですが、特に乾燥時間の確保が重要です。

乾燥が不十分な状態で上塗りを行うと、見た目や性能に悪影響を及ぼすことがあります。

費用はかかりますが、中塗りの工程の重要性はそれ以上です。

信頼できる塗装業者に依頼し、しっかりとした中塗りの作業を行ってもらいましょう。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
外壁塗装、屋根塗装、塗装関係のご依頼は、お気軽にアークにお問い合わせ下さい。

戸建ての他にもマンション、ビル、店舗、工場にも幅広く対応しております。

※お電話での受付もお待ちしております!!

SHARE

ブログ一覧